会長挨拶
この度、14代会長を仰せつかりました。先代会長からすれば全く力不足の私ですが、緊褌一番の決意で精進して参りますので、どうかよろしくお願いいたします。
さて、博多21の会は令和6年に40周年を迎えます。通常ですと40年も経てば、会は成熟し、丸みを帯びます。これは別の見方をすれば、マンネリ化し行事等も惰性的に繰り返され、独創性や新鮮さを失う場合が多いと思います。
私の独断と経験と偏見と妄想から申せば、博多21の会には全くあてはまらないと思っています。
常に新しいことを考えてチャレンジし、各分野で様々な勉強をしていますし、新入会員も増え若い血が流入しています。
正に活性化している証拠であり、成熟どころかまだまだ会が成長の途中と思えます。
40年前に博多21の会が発足して現在の博多21の会は想像できなかったでしょうが、現在をステップにして博多21の会を盛り上げていかなくてはならないと思っています。
同じ観点から、40年前に現在の福岡・博多の状況を想像する時に、このような状況を想像できたでしょうか?
天神ビックバン・博多コネクティッドが進行中ですが天神の街並みを例にとれば、福ビルや天神コア、パルコ(旧岩田屋)、更には新天町までも建替えとなり、全く違う天神に生まれ変わります。
常にパワフルな街、福岡・博多のように博多21の会も脱皮し続け、魅力を最大限に活かしていかなくてはならないと思うのです。
新型コロナウイルスの影響で直近2年間は繰り返し行動制限もありました。
委員会も例会も自粛を余儀なくされる時期もありました。
今年からは通常運転に戻ると思いますので、のびのびと楽しみながら会の活動が出来るようになればと思います。
その一方で課題もあり、会暦が浅い会員と古くからの会員の会員相互のコミュニケーションが問題になっているという声も聞こえてきます。会員の年齢層も幅広くなり、30代~80代まで在籍しています。
そこで、年配の会員の方々の参加率のアップとコミュニケーションをとる機会を作り、少しでも解消に向かうようにします。
他にも、かつて会員一丸で取り組んだ空港問題が決着はしていないものの、現地から移転せず滑走路を増設し2本にすることが決定しました。
現在、その工事中でしばらくは大きな動きはないと思われます。
このように会全体として取り組むような事案がなくなり、将来の柱が課題となっていました。
そこで、中尾会長の下、岩本議長を頭に未来ビジョン諮問会議が組織され、2年間博多21の会の将来について議論されました。
そして、これからの博多21の会の方向性や取り組みとして、「まちづくり、ひとづくりに対し提言のみならず実行団体として活動をすべきである」という答申が出ました。この答申を活かすべく組織も編成し、的確な人選もいたました。
まだまだ課題はありますが、これからの2年間はこの実現化と40周年事業を柱に会員のみなさまと共に精一杯、取り組んで参りたいと思います。
博多21の会憲章を再度胸に刻み、会員全員が融合し「個性的かつ超一流の価値創造」を目指します。
① 会の目的
博多21の会は「唯一無二の会」と言われています。青年会議所・ロータリークラブ・ライオンズクラブと比較されることも多いですが、博多21の会はその他諸団体とは違う性格を有しているからであると解釈しています。
博多21の会憲章にその全てが書かれています。全会員に心構えから熟読していただきたいと考えます。
未来ビジョン諮問会議の答申を基に博多21の会憲章第3項.「郷土の永遠の発展の為、継続的に活性化の方策を提言し、実践していきます。」という点に着目して、まちづくり委員会とひとづくり・教育委員会を固定的かつ事業委員会と位置付けたいと思います。
② 組織
今期も通常6委員会に加え、40周年を迎えることから40周年実行委員会を設置し、令和6年の40周年事業の内容の充実を図ります。
③ 40周年事業
40周年事業として、上記の通り40周年特別委員会を設置。現段階では日本を代表する講師による基調講演・祝賀会等々を思案中です。
組織図上、他の委員会と横並びですが、40周年実行委員会が頭となり、他の委員会を巻き込み全体で40周年事業に取り組むこととします。
その他にも40周年を機に必要があれば「博多21の会宣言」の改訂、システムや既定の見直しを検討します。
④ まちづくり委員会、ひとづくり・教育委員会の暦年を通して固定設置
未来ビジョン諮問会議の答申を基に両委員会を固定設置、実行団体として活動すべきという観点から事業委員会への内容変更を行います。
⑤ 例会
年6回とし、40周年実行委員会を除く6委員会で担当をしていただきます。
基本的にはリアル例会で懇親会付き。状況によってはリモート例会もあり得ると思います。
⑥ 古希・還暦祝い
コロナ前までダイニングラブ主催で開催していた古希・還暦祝いを復活します。
28年生まれの方々が多くいらっしゃいますし、年配会員と若手会員のコミュニケーションの場になればと思い企画します。
⑦ 年会費の改訂の議論
昨年も議論しましたが、最近の物価高・ホテルの価格改定に伴う例会費用の増大等々に起因する支出状況は増加の一途を辿り、当面は回避できないことが予想されます。当会の収入は会費収入のみで他に手段がないため、収支の不安が予想されます。
危機的財務状況になることを回避せねばならず、年会費の改訂を議論すべきと考えます。
この他にも、HP会員専用ページの開設、名簿のデジタル化等々にも着手していきたいと考えます。
しかし、最も大切なことは会員のみなさんの参加です。
一人一人の会員のみなさんの集合体が博多21の会です。みなさんが参加し、意見を出し議論し行動することにより博多21の会も成長し飛躍し、次のステージに進むと思います。各自お忙しいのは承知の上ですが、是非ともご協力、ご支援をお願いいたします。
一般社団法人 博多21の会
第14代 会長 佐藤 栄治